君は数学が得意?苦手?
大学入試や高校入試の数学で100点をとるのは、実はそんなに珍しくない。
「数学は難しい、苦手だ」と言ってる君は、本当に数学を勉強してる?
数学の勉強って、計算練習だけじゃないんだよ。
数学の教科書を見てみよう。
学年の最初に計算方法を学習し、その計算方法を用いた文章問題、つぎに、その計算方法を用いた関数(グラフ)、そして最後に、その計算方法で解ける図形単元。
そう! 数学は大きく分けてこの計算・文章・関数・図形の4分野に分類できるのです。
数学において、計算能力は重要です。速く!正確に計算できる。これは素晴らしい。
でも、計算能力だけでは対応できないのが数学です。
文章を理解し、その内容を立式できる文章読解力。
現象をグラフや表などに可視化できる情報処理能力。
図形の長さや面積などのとらえる空間把握能力。
これらの力をバランスよく身につけていきましょう。これが本当の数学の勉強だよ。
あっと、そして、体力。
これ、笑うところじゃないんですよ!数学はトレーニング!
時間をかけて数学を鍛えれば、必ずできるようになります。
逆に、どんなに素質のある子でも、さぼれば必ず解けなくなります。
さあ!いっしょに数学を鍛えよう!君はきっと数学が得意になるよ!
理科では全学年において、実験と観察を重視します。
みんなに楽しく理科を学習して欲しいから! …だけではありません。
もちろん楽しさも大事ですよ。
18年間、小学生・中学生・高校生に理科を指導してきました。
体験の無い子どもたちに知識をつたえることの難しさを痛感しています。
「ツツジは合弁花、オシロイバナは夜に開く」と、何度もプリントを解いても、翌年には忘れています。
でも、ツツジの蜜を実際に吸い、夕方に花開くオシロイバナをスケッチしたら、何年たっても覚えてる。
「凸レンズは平行な光を焦点で集める」、テキストの問題だけではなかなか分からない。
でも、虫眼鏡で太陽光を集めてから紙をこがす。その後ならみんなすらすら問題が解ける。
近年の理科の入試問題は大きく変貌しています。
実生活の中で見られる科学的な現象からの出題や、観察・実験の結果を整理し考察する問題。
日常生活の中における驚きや実験を通した豊かな体験が、理科の力の礎になります。
観察と実験を重点的に学習することが入試対策に直結するのです。
ただし、「実験楽しかったー。」で終わってしまうことが少なくありません。
問題を解けるレベルに引き上げる必要があります。
そこには指導者の的確なはたらきかけが必要です。
そして、理科の学習を通して、「興味・関心・好奇心」を強く抱いた生徒たちは、他のどの科目も意欲的に学習に取り組めるようになります。